家庭ごみの有料化が2008年の4月から全国各地で実施
家庭ごみの有料化が2008年の4月から全国各地で実施され、市民は専用のごみ袋を使用し捨てるよう義務づけられるようになりました。しかしこういった家庭ごみ有料化に伴い迷惑がかかっている場所が増えたのも事実です。 それは各地にあるコンビニエンスストア。
2008年4月から家庭ごみ有料化が実施された影響でコンビニなどのごみ箱への投棄が急増したりポイ捨てなどが増えているんだそうです。 そのゴミは家庭ごみには留まらず、注射針や使い古したタイヤ、おむつなどといったものも捨てられ、家庭ごみ有料化が市民へ逆影響を与えていることが分かります。
とはいえ家庭ごみを以前のように戻すことはできず、有料化になった理由もゴミの排出量の減量化を図ろうとするためであるといわれています。また処理費用の削減化も有料化の大きな原因となっています。
今まで無料で捨てていたごみが有料になることで困っている市民も多い中、アメリカやヨーロッパでは、ごく当たり前のようにこの制度はおこなわれているようです。いかに日本が甘いか…分かりますね。しかしこういった制度によりお店のごみ箱を普段使いする人が増えているのも現実で、ポイ捨てが増えているのも否めません。
家庭ごみ有料化には定額制と従量制に分けらる
この家庭ごみ有料化には定額制と従量制と分けられ、さらに従量制では単純方式・超過量方式・二段階方式の3つに分類されていますが、定額制では家庭ごみが多かれ少なかれ家計が負担する金額が一定、従量性はゴミの排出量に比例し処理手数料が負担されるのが特徴です。ようは後者の場合指定の袋やシールを販売し、それらにまとめなければ収集しないというシステムです。
またこの従量制には先ほども述べた単純方式・超過量方式・二段階方式の3つに分類され、単純方式では指定袋やシールが1枚から有料となっています。これは指定袋が何枚必要であっても1枚あたりの値段変化はないのが特徴です。
超過量方式は一定枚数の指定袋やシールであれば無料または10円程度の低額で配布しており、その規定枚数より上回った場合にのみ有料で販売するという方式です。二段階方式は超過量方式と似ていますが、違うのは規定の枚数より上回ると高価で販売されることです。
それらの方法は全国の市区町村により異なり、また家庭ごみ有料化制度を実施している地域に限ります。基本的には従量制の単純方式を採用している地域が多く、そのほかの定額制や超過量方式、二段階方式を採用している自治体はごくわずかとのことです。
とはいえこの制度が実施されたのが2008年4月ということ。最初はこの制度を実施している地域としていない地域が分かれましたが、じょじょに有料にしている地域もどんどん増えて行っているようです。なかでも大阪府では8つの自治体すべてが超過量方式を採用しており、いかに家庭のごみを厳しくしているかが分かるかと思います。しかし最初でも述べたとおりこういった制度は店のごみ箱に悪影響を与えているのも事実です。
家庭のごみを有料にしたことで生活に支障をきたす家庭も
地域にによるかもしれませんが、場所によっては公園にさえごみ箱を設置しない場所が増えました。というのも、家庭のごみを公園のごみ箱に捨てる人が増えたからだそうです。
公園に遊びに行ってもごみは各自で持ち帰れ、と・・・・。今までは当たり前のようにあったものがなくなるというのは非常に困ります。しかしこういったことも市民が規則を守ることではじまったので、仕方のないことといえば仕方のないことなのですが・・・・
家庭のごみを有料にしたことで生活に支障をきたす家庭も多いとは思いますが、なるべくごみを減らしうまくつきあっていくしかないのだなと思いました。